主なカリキュラム

歯科衛生士になるための充実したカリキュラム。

1年次に歯科口腔医療と全身に関する医療の基礎を実習と講義で身につけ、
2年次からは歯学に関する本格的な専門科目を学び、附属医療機関で臨床実習等もおこないます。
3年次になると、学外の歯科医院や総合病院での臨床実習を中心に、現場レベルのスキルを修得します。
これらのカリキュラムを通じて、保健・医療・福祉の連携や人間性を養い実践力を身につけます。

[ 1年次 ] 個体差健康科学(多職種連携入門)

様々な専門職をめざす大学生と、チーム医療を学ぶ。

一人の患者さんのために、さまざまな専門職が連携して全人的なケアを行う医療のかたちを、チーム医療といいます。この科目では、チーム医療の一員として活躍できる高度な歯科衛生士をめざし、他学科の学生と一緒に多職種理解を深めます。

[ 1年次 ] 微生物学・口腔微生物学

口中の微生物を知る事で、
口腔衛生を学ぶ。

ヒトの身体には、およそ700種類の微生物が存在しています。保温性と保湿性にすぐれた口の中は特に温床となり易く、むし歯や口臭のもとになる細菌が活発に活動します。自分の口の中にはどんな細菌がいるのか、1000倍の光学顕微鏡で実際に見る事ができます。

[ 1・2・3年次 ] 歯科予防処置論

学習と練習を重ね、
歯石除去の技術を身につける。

歯科衛生士ならではの専門技術、そのひとつがスケーリング(歯石除去)です。スケーラー(歯石除去器具)の持ち方、歯にあてる角度、力加減等。細やかな技術を安全に行えるように、人工歯石つきの模型で繰り返し練習をおこない技術を身につけます。

[ 1・2・3年次 ] 歯科診療補助論

様々な専門職をめざす大学生と、
チーム医療患者さんへの負担のない
安全な歯型作成を学ぶ。

歯型をとるのも、歯科衛生士の大切な仕事です。喉の近くに触れると嘔吐反射があるので避ける、金属部分が歯ぐきにあたらないようにするなど扱い方には細かい配慮が必要。安全・正確にできるように練習を重ね、器具の消毒や患者さんへの説明方法を身につけます。

[ 1年次 ] 介護概論

不自由さを学び、介護技術と福祉の心を身につける。

歯科衛生士がお年寄りや障がいのある方をケアする機会は、今後ますます増えていきます。授業を担当するのは、本学臨床福祉学科の先生方。介護福祉士の養成にも対応した施設・設備で、福祉に関する知識や技術を学びます。

[ 2年次 ] 看護概論

血圧や、脈拍の測り方等、
看護の基礎を学ぶ。

看護の基礎とも言える、ナイチンゲールの『看護覚え書』から、血圧や脈拍などの測定方法まで、看護の基礎を学びます。講義を担当するのは、看護学科の教授陣。これからの時代の歯科衛生士には、全身医学に関する知識や技術も必要不可欠です。

[ 2・3年次 ] 臨床実習

附属医療機関の現場経験を経て、
学外の歯科医院や病院へ。

2年次後期から、900時間の臨床実習がはじまります。附属医療機関の歯科クリニックと北海道医療大学病院で経験を重ね、現場の雰囲気や歯科衛生士に求められる役割をしっかり把握した後は、学外の実習先へ。憧れの資格取得へ向けて、最後の総仕上げになります。

[1・2年次] 歯科保健指導/[2・3年次] 地域保健実習

子どもたちやお年寄りの、
お口の健康を守ります。

年齢や身体の状態が違えば、お口の中の特徴も違います。そのため、適切な歯磨き法やむし歯の予防法も人それぞれ。説明の仕方だって工夫が必要です。その人にあわせた対応ができるよう、指導計画の立案や実際の指導法について学びます。